フィリピンの貧困地区イーストリバーサイドコミュニティを支援する団体AKAYの若者支部として2003年に結成された10代20代の若者が中心のNGO団体
AKAY Youth Japan(AYJ)。若者独自の視点でフィリピンの人々と共により良い社会を築こうと様々な活動に取り組みつつ、フィリピン-日本に通じる混沌とした現在を、地図を持たず、自問しながら進む放浪と放浪者のための雑誌を発行。
特集は「シンドサ再論×ヨアケ新論」。将来に不安を抱いたり希望を見いだそうとするのは時代にかかわらず若者の常。しかし、大学新卒者の就職率が6割という、この閉塞した社会では、それは若さゆえの不安や希望で片付けられない。そこで現在のシンドサや希望を考る。
【コンテンツ】
◎特集 シンドサ再論×ヨアケ新論
■シンドサ再論
エッセイ 「声、塞ぐ、自分」
詩× 絵 「ひとりだけ」
シンドサ総論 「シンドサの根源」
書評 「シンドサ」と向き合う
本:決壊(平野啓一郎)/メタボラ(桐野夏生)/嘔吐(サルトル)
AYJ座談会 シンドサ× ヨアケ 〜フィリピン、大学、就活をキーワードに〜
■ヨアケ新論
エッセイ 「八方美人になんてなりたくない」
インタビュー 「そして、AYJ が生まれた」
ヨアケ総論 「2年と6ヵ月」
書評 闇に光を照らす
本:樋口一葉作品集 十三夜/爆弾少年(爆)/来るべき蜂起(不可視委員会)
AYJ座談会 つづき
◎第二特集 DIVE into the Philippines その後
フィリピンスタディツアー報告
名言集
訪問地報告 バターン原子力発電所/バタンガス州サンタクララ、シコ地区
エッセイ
◎連載
Nomadの地下水脈 「逃走」
ハロハロへの道 チャー絆インタビュー
うたができるまで
Nomadのカバン 「一枚の地図」
ジリツとは何か 「第二回 「ジリツ」と失踪〜生活保護の現場から〜」
カイエ・ド・フランス 「あなたも移民、わたしも移民」
千年夜行 ミナミノクニヨリ 「お祭前日の夜」
AYJ紹介
創刊文章 編集後記
イベント告知 報告
第七芸術のトビラ 回路(黒澤清)
B5判32P