仙台で開店10周年を迎えた古書店+カフェ「
火星の庭」店主、前野久美子さんが、ブックカフェの魅力や作り方、また地元に根ざした本に関するイベントを作りながら本でつながった人々との愉しい日々、〝本が似合う街・仙台〟の歩き方を語ります。自分でお店を始めたい人、本の話をするのが大好きな人におすすめ!
内容は-----
第一部 ブックカフェの小さなドア 前野久美子
イントロダクション
火星の庭物語
私が出会ったブッくカフェ
第二部 街と人と本と
イントロダクション
1.街の中の本の風景
〈いろいろなブックカフェ〉
書本&cafe magellan ・高熊洋平/stock gallery&atelier・吉岡英夫
〈本をつくる人に会う〉
圭書房・留守晴夫/アトリエ葉・岡田とも子/仙䑓文化・渡邊慎也
〈夜の文学散歩〉案内人・佐伯一麦
2.街のなかの本の記憶
文学のかけらをさがして、まち歩き
仙台を通過した作家「岩野泡鳴」
江戸時代の仙䑓を生きた只野真葛という女
俳人・佐藤鬼房と塩竈
コラム 「尾形亀之助/菅原克己/古山高麗雄」 荻原魚雷
あとがき
第一部は前野さんによる火星の庭やブックカフェのお話。第二部はインタビューや寄稿で構成されています。
新書P240
前野久美子(まえの・くみこ)
「book cafe 火星の庭」店主。1969年福島県生れ。
調理師、出版社・書店勤務等を経て、2000年に夫の前野健一さんと、古書店と喫茶が融合した「book cafe 火星の庭」を開店。
自身がヨーロッパの都市で出会ったブックカフェという存在を仙台に根付かせた。
店内でライブや美術作品の展示を行うなど街の交差点的な役割も果たし、週末には他県からも多くの来店者がある。
本書は初めての著書にして編書。