元・Aleph(アレフ) 信者の太久磨(たくま)は、29歳で脱会してから、
3年間で100点以上描いた「自画像としての植物」と題したシリーズを中心とした初作品集。
この作品集は、彼がこれまで制作してきた全作品をフルカラーで収録し、
中学卒業を前に進路について考える頃から、自画像や静物画など当時の絵とともに太久磨自身が、
その頃の状況と心境をつづったエッセイを掲載。
巻末には、太久磨から連絡をとったことをきっかけに彼の展覧会を企画した
アウトサイダー・キュレーター櫛野展正のコラムも掲載した初作品集。
植物からのエネルギーを感じ交感する太久磨は、鏡を見るように植物に映し出される自身を眺め、
力強いタッチと陰影で描き続けていて印象的。
太久磨
1986年生まれ、香川県在住。
アニメーターや映画監督などを目指し上京するも挫折。
ゴッホに憧れ絵の道を志していた22歳の時、宗教団体Alephの勧誘を受け入信。
仕事終わりに毎日道場へ通い、ヨガの修行を続ける。
29歳で脱会してから、「自画像としての植物」と題した絵を描き始める。
2015年5月に香川県に帰郷してからは、アルバイトをしながら絵画制作に打ち込み、
3年間で100点以上を描いている。
A4判横綴じ32pages
イラスト&サイン入り