台湾では数少ない、画家活動と並行して漫画を自費出版している新鋭。
セリフは中国語ですが、鉛筆描きの味のある線や絵柄、
SFタッチの未知空間、登場人物の不安や驚きを表す描写は
十分にこの作家の魅力を伝えてくれます。
2017年夏の台北での展示にあわせて作られた短編漫画集。脳の情報を描きかえられたり、
パリ自然史博物館の標本の写真とともに、それにインスパイアされたような作品などを収録。
素朴なクラフト紙のような用紙を選んでいますが、
銀紙を使った手書きのナンバリングや写真の使い方や帯などにセンスが光ります。
A5判48pages ステッカーつき