リサイクル業を営む素人の乱の松本哉さんが出版事務所の片付けを請け負った際に譲り受けたパレスチナのポスターをきっかけに制作された展示やカタログが、巡回するうちに、中東文化研究者・長沢美抄子さんの関連ポスターを譲渡されたり、次第にスケールアップ、日本を飛び出して海外遠征も実現しました。
パレスチナ問題以前のイギリス政府の元で制作されたポスターからPLOやFATAHが発行したもの14点を収録。
○introduction:アンディカ・ファイサル(ポスター展発起人メンバー)
○「時と経て、意図せざる宛先を動かすポスターの力」:田浪亜央江(広島市立大学准教授:中東地域研究・パレスチナ文化研究)
○FORWARD:長沢美抄子(中東文化研究)
○解説:歴史と真実:Rizky J Adelwin
長沢さんのテクストにある通り、彼女の所有するポスターもパレスチナ駐日代表部が所有していたものを保管していた先人から譲り受けたもので、それらは撮影され、UNESCOの世界記憶遺産に登録するための運動でアメリカの
the Palestine Poster Project Archivesに送られ、他のコレクションとともにwebで公開されているとのことです。ご興味のある方はそちらもご参照ください。
A5判40pages
2025