約13年間、関東の風俗街を転々としながら風俗嬢として働いた紅子さんによる、色街写真集。
幼い頃から自分の居場所がみつけられずに、風俗の世界なら自分を必要とする人がいるかも…と飛び込んだものの、どう働き、どう生きればいいのかもわからないまま、他の世界を知らずに、もがいていた紅子さん。
後に、遊郭や赤線の跡地を見て、儚い美しさを感じたり、色街もまた歴史や文化として記録されてきたことをを知り、一眼レフを手に入れ、かつて懸命に生きた世界を、自分なりの表現で記録し伝えることをはじめました。
各地でかつての色街が姿を消す中、カメラを携え、遊郭跡をめぐり、建築物や当時の営みがしのばれるものを撮影し、zineやyoutubeで発表しながら撮りためた作品が、クラウドファンディングにより書籍化されました。
"色街写真家"として、かつてそこで働いた人、あるいは遊んだ人が見たであろう景色や建物、調度の数々、看板や落書きまでを捉えた紅子さんの写真は、貴重な記録であると同時に儚く美しい姿を映しだしています。
A4判160pages
2023.11.25
サイン入り
紅子さんのYoutubeチャンネル
「紅子の色街探訪記」
※完売しました。再入荷予定はありません。