子どもの頃から死ぬことを考えたり、貧しさから商店街で盗みをはたらき殴れたり…と陰湿な思い出ばかりの昭和。
そこから抜け出たくて、鈴木清順監督の「肉体の門」に登場する、闇市でたくましく生きる女の憧れて風俗の世界に入った著者。
やがて昭和の猥雑感や裏街道に、自身の過去を重ね合わせ愛おしさを感じるようになった紅子さんがこの巻では戦後の空気を伝える色街を辿り、猥雑と昭和モダンが同居する建物や町並みを撮影します。
舞台は、葛飾・立石の呑んべ横丁、赤線跡地、北区赤羽、阿佐ヶ谷青線跡地、鳩の街、門前仲町、青梅河鹿園。
A5判24pages
2022.11.16
紅子さんのYoutubeチャンネル
「紅子の色街探訪記」