著者が高校三年生のとき、オープンキャンバスで訪れた山形の地で、古本屋に立ち寄り購入したのが、最上地方(山形県の北の内陸部)の伝説について書かれた本でした。
大学に入学後、同地で暮らすようになると、この伝説をモチーフに1年がかりで、金山、真室川、肘折、大蔵村など各地の伝説の残る場所に通い、撮影を行いました。
疫病から村人を守った親子狐、幕府から隠して山に建てられた供養塔、恐ろしい大蛇の終焉の地...など、今でもそこに何かが息づいているような伝説の場所の写真に、それぞれの言い伝えを書き添えてまとめたZINEです。
B5判24pages 表紙は活版印刷
2021
阿部颯太 instagram
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