78年から81年にかけて、東スポで「東スポ劇画シリーズ」として掲載された、映画コミカライズ作品を中心とした新聞掲載作の紹介。
第一弾は角川映画「野生の証明」で、角川のメディアミックス展開の一環として展開されたことから、宣伝におわらずに、書籍化に必要なボリュームを連載し、終了後に単行本化されたことも、このシリーズの特徴。
成年向け作品のコミカライズも可能でいて、その後、ソフト化されていない封印作品の内容を知ることができるという意味でも貴重な資料となっています。
ケン月影、上村一夫、さいとうプロら、第一線で活躍する作家たちに執筆を依頼しており、寺山修司原作の映画「上海異人娼館」を上村一夫が描きおろし、後に
連載時のサイズで大判書籍として発行されたものもあり、劇画作品としての完成度が高いです。
B5判44pages