漫画家/アーティスト香山哲のベルリン移住記コミック三部作の最終章。
自分にとって、居心地よい場所を探して、海外にも足を運ぶうちに行き着いたベルリン。移住してみたら、それまでとは違う、仕事に追われることないのんびりとして暮らしがあった…という発見やチャレンジの第一章に続き、第二章では、ドイツ語にも慣れて知り合いもできた著者が住民として社会参加の第一歩を踏み出しシェアスペースを仲間と運営します。
そして、迎える最終章では---わが町、帰る場所となったベルリンで暮らしながら、近隣の国に足を伸ばしてブックフェアに参加したり、少しずつ守備範囲を広げ、語学学校に通ったり、現地の作家たちの仕事に触れて刺激を受けたり自分をアップグレードしたりケアする日々。
ときどき壁にぶつかったり落ち込むこともあるけど、それはネガティブな出来事や感情にも考えを巡らせるよういなったから、あるいは、まだまだわからない事があるから...かも?
ベルリンで気づいた、心身ともに健康を保ちながら、自分の知見を広げる生活を続けながら、ベルリンの初期生活のレポートはひとまず終了となります。
B6判変型200pages オール2色印刷
書籍版限定書きおろしコラムを収録。
※このお話の前段階ともいえる
「心のクウェート」や
「ベルリンうわの空」、
「ベルリンうわの空 ウンターグルンド」もあわせてどうぞ。