『ホラーM』『TRASH UP!』などで活動する、バイオレンス少女漫画家、うぐいす祥子の自費出版第3弾。
これまでの描き下ろしと違って、2006年から2008年の間に『ホラーM』に掲載された4作品を収録。
かわいい絵柄でちょっぴりブラックな丸投げギャグ漫画?を描いていた作者が、かわいさと毒気に、どす黒い不気味さと惜しみないスプラッター描写をプラスして、独自のエンターテイメントを確立した初期作品が味わえます!
記憶に潜む景色を辿ってゆきついた廃村と呪わしい出自、幼なじみと作った秘密基地に舞い戻った少女が遭遇する恐ろしい未来、町に昔からある塔を郷土史研のテーマにしたことから起こる少年少女の悲劇、催眠術師によって引き出された欲望のままに狂ってゆく人々…。恐怖の物語が次々に展開されます。
第一弾の「犬小僧の復讐」はすでにSOLD OUTなので気になる方はお早めに。
A5判120P
うぐいす祥子「虐殺者の王」