サイバー・パンクバンドPSYDOLLでヴォーカルを担当している猫井るるとは
アトピー性皮膚炎が悪化などから網膜剥離になり、23年前に眼球にバックルを巻く手術を受けて後、
漫画家の夫・千乃ナイフのアシストにバンドに専門学校の教師と忙しく過ごしていたが
白内障で徐々に視力が落ちていたうえに、眼が充血するやら片目のまぶたが落ちてきて眼が小さくなったり…
という数々の異変を感じるように…。
町の眼科に行くと、当時は最新の治療だったはずの過去の手術の問題が明るみになり
自分がまさかのレアな被害者であることを知る。
そのための復旧から、白内障手術までを、リアルタイムに
不安を抱えながら患者の立場で描き、日々の回復を確認していったドキュメンタリー？漫画。
麻酔はしても、施術中の眼で先生たちの動きが見える怖い？体験からのレポートも。

闘病漫画というよりは、漫画にすることで、自身の心理や病状、手術や治療を客観視して描いたもので
おメメの病気や手術についての心得や患者の在り方について、
病人でなくてもどなたにも参考になるコミックです。

巻末には23年前の最初の手術の際のコミックもついています。

A5判64pages