東京の南、３両編成の電車・池上線のローカル文化誌「街の手帖」
で地元カルチャーを発掘・発信するコトノハさんが、
コロナ禍の中で読み物と写真の特別号を出しました。

登場するのは沿線の人たち。
コロナ禍の中でも、それぞれの道を究める人物による、のどかで力強いエッセイ。

噺家の三遊亭司さんの沿線をめぐる楽屋日誌。
沿線起業家では、中学３年で在来種の伝統野菜の種の販売を行う
鶴頸種苗流通プロモーションを企業した高校生小林宙氏が登場。

コロナ禍で考える地方と街での働き方、イベントなどを語ります。

学生時代にはじめて朝帰りした女性が、到着した池上線のホームに父親をみつけ
同時に父親にもみつかってしまった顛末を綴った「始発にて」も
街と親子のエッセイとしてじわります。

A5横　52pages

【内容】
楽屋日誌　〜池上線沿線飲み乗り継ぎ〜　三遊亭司

「私は」
針谷周作「コロナ禍の中で」
増田正造「大田区と能　三島由紀夫と観世寿夫」
小林宙「伝統野菜のタネを広める」
新免玲子「コロナ禍での落語会」
大宮康子「始発にて」

小村幸司「丹波山村⇄大田区　小さな村で働き方を考える。」

【連載】街の倫理
オギリマサホ／新型コロナウイルス渦中に花粉症の私はどうすればいいのか

小林大輝「鉄の鶴　宵の星」