姉妹紙「cinema apied」が終刊し、その最後の特集「映画と小説」を出し終えて
さらにもっと書いてほしい事を集めた、という特集。

千野帽子「冴えない女のロマンティックな話　文藝ガーリッシュ・読書おぼえがき」
山田哲夫「一九五〇京都炎上」
吉川麻里「やくざとその妹」
渡辺葉子「フライングとの遭遇」
三神恵爾「心という謎　ドストエフスキー「やさしい女」と映画」
砂岸あろ「老いた少女のように」
前田耕作「青春の蹉跌」
金城静穂「疾走するロミオとジュリエット」
金澤一志「『読書する女』を読書した時代」
黒川ろほ「息子と観たい「カラマーゾフの兄弟」」
桧山許治「浮雲」
菅野水紀「シーツ」
日野笙子「時の傷跡、無自覚な愛の死ーデュラスの頃」
中村真知子「妄想映画館『猫を抱いて象と泳ぐ』
佐久間慶子「満州巡映」
蒔田あお「小説の存在によって映画が存在するー存在の耐えられない軽さー」
一之田吉「「浴室」と「病室」」
黒田大河「ソラリスの陽のもとに」
池田浩士「小説と映画？　『蜘蛛女のキス』以外に何があるか私は知らない」
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山本善行「善行堂通信」人との出会い、本との出会い

表紙装画　山下陽子

22cm×13cm 80pages